気を使う事

エステティックをしていた頃の話だが

初めて私のサロンで働き始めたばかりのスタッフは、よく「気を使って」てくれる。

「気を使う」と言うのは、よくよく観察してみていると、一生懸命頑張って真面目にやっている人に多い。誠心誠意やってくれている、その思いが伝わってくる。

しかし、その思いは、頑張っている自分を伝えようとする所から発生している。だから、その「気を使う」事に対して、「感謝」の反応が有ると、充実感を感じる。

だが相手が、その気を使うのに馴れてしまい、又は気がつかない場合には、

ガッカリするなり

「なんて鈍感な人なの」と怒るなり

なんらかの感情が湧き上がってきて、そして「気を使う」こと自体に、疲れを感じるのである。

決して、「気を使う」事が悪いのでもなく、一生懸命頑張っているのがイケナイと言っているのではない。

ただ、厳しい言い方かもしれないが、気を使う事で相手から自分の存在を感じたいと、「感謝の見返り」を求めている自分を自覚しなければならないのだ。

だから時として、一部の人からは「おせっかい」と感じることもある。

 

しかし、

相手からの「感謝」を期待する事がなく、淡々と仕事がこなせてくると、必要以上に、自分が疲れず、

時には「気がきく」ようになり、

「さすがベテラン、安心できるワ💖」と言われはじめるのである。

プロと言うのは、自分の感情に流される事なく、自分の仕事を常に冷静に見つめ、的確に対応し、こなせる人を言うのだと、私は思う。